一戸建ては直射日光の当たらない北や北西の間取りでカビが生えやすいため、北や北西にバスルームや洗面所を設計すると湿気対策が必要になります。和室を設計する場合も同様です。一戸建てを全体的に通気性を良くしておくと、キッチンやリビングルームから入ってくる暖かく乾燥した空気の風で北や北西の間取りも乾燥させることができます。注文住宅では壁材に珪藻土を施工することが可能です。

珪藻土は自然な湿度調整が機能しますから、除湿剤や防カビ剤を購入する必要がありません。防カビ剤は化学物質を使用している製品が多いので、家族の健康への配慮にも珪藻土が役立ちます。珪藻土の湿度調整機能は、湿度が高いときには湿気を珪藻土が吸収します。バスルームや洗面所から流れてくる湿った空気から湿気を吸収することも可能なので、一戸建ての通気性が良くなっていることが役立ちます。

注文住宅は部屋単位で間取りを区切ってしまうのではなく、建物全体として間取りを施工できるのも特徴です。湿った空気を、バスルームや洗面所から和室に移動させて、珪藻土に吸収させるのも、湿度調整機能を活用した工夫の一つです。注文住宅に珪藻土を施工するときは、珪藻土の壁の部屋までの空気の流れも重要になります。和室は障子やふすまによる自然素材も施工されやすいので、部屋全体が湿度調整しやすい環境です。

一階に和室を設計しておくことで、一戸建ての建物内部の全体の湿度調整にも役立ちます。

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