マイホームを購入するときには、大きく分けて建売住宅と注文住宅のいずれかを選択して購入することになります。自分のライフスタイルに合わせることや、意向を反映させたいと考えているときには、注文住宅を選択するほうが良いと言えます。一般的には注文住宅を購入することは、建売住宅を購入することと比較してコストがかかる特徴があります。経済的に注文住宅を購入するためには、建築工事においてコストがアップしがちな要因について把握しておくことがおすすめです。
住宅を建設するときに、吹き抜けにしたときには一見施工面積が減るように感じますので、コストが下がると思っている人が多いと言えます。しかし、吹き抜け部分については構造部材を太くすることや、施工するための内部足場が必要となることからコストが高くかかってしまいます。吹き抜け部分の大きさによっても変わってきますが、2階に部屋を作ったときと比較するとコストは高くなると考えておいたほうが良いでしょう。一般的な住宅では、ベランダの奥行は1m以内です。
ベランダを作るときに幅を広げて奥行を1.5mにした場合には、下に柱が必要となるためにコストアップにつながります。リビングと外の部分をつないでウッドデッキにしたときには、6畳あたりにつき15万円のコストアップになることも把握しておくべきでしょう。コストダウンを行うためには、オープンな間取りにすることや、階段をリビングインにすること、子ども部屋を減らすことなどがおすすめの方法となります。